コイヘルペスウイルス(KHV)病に関する情報(東京都産業労働局のHPへリンク)

東京都内のKHV病既発生河川図 [2765KB pdfファイル]  

コイヘルペスウイルス(KHV)病について Q&A

Q1 日本各地でKHV病によりコイが死亡していますが、どんな病気なのですか?

A1 コイヘルペスウイルス(koi herpesvirus KHV)と呼ばれるウイルスが病原体で、コイ、ニシキゴイだけにかかる病気です。また、法律で特定疾病に指定されています。この病気の死亡率は高く、現在のところ、治療法はありません。

Q2 KHV病は、人に感染するのですか?

A2 人には感染しません。仮に食べても人体に影響はありません。

Q3 これまでKHV病が発生したことはあったのですか?

A3 国の発表によると、日本では、11月に、茨城県霞ヶ浦で初めてこの病気が確認されました。
世界では1997年にイスラエルで初めて確認され、米国、ヨーロッパや東南アジア等で発生しています。外国とのコイの輸出入については、規制があります。

Q4 KHV病はどのように感染していくのですか?

A4 いま現在、感染経路は不明です。KHV病に感染したコイがいると、接触や水を介して他のコイに感染します。従って、KHV病で汚染された水域のコイを他の川や池などの水域に放してはいけません。

Q5 コイはKHV病に感染するとどのような状態になるのですか?

A5 目立った外部症状はありませんが、行動が緩慢になったり、エラが白くなり、体表がただれる等の症状がみられ、最後には死に至ります。

Q6 どのようにしてKHV病に感染したとわかるのですか?

A6 ウイルスの蓄積が多いコイのエラを採取して、ウイルスのDNAで確認します。従って、生きたままコイを検査することは出来ません。

Q7 KHV病が発生していない場合、どのようなことに気をつけたらいいですか?

A7 新しくコイをいれる場合は、汚染水域からのコイでないことを確認してください。併せて、汚染水域のコイと接点がないことも確認してください。これから、水温の低下と共にウイルスの潜伏期間の長期化が考えられます。従って、飼育しているコイ等に異常がないか観察してください。

Q8 いままでと異なるコイの異常(大量死亡等)が見られたら、どのように対処すればいいですか?

A8 まず、下記までご連絡下さい。
東京都産業労働局農林水産部水産課  03-5320-4847
また、汚染の拡大につながる出荷や移動等を見合わせて下さい。