●漁況統計


曳縄
大島海域では各島で操業し、漁獲量6.1tのうちメジが83%を占め、特に式根島・新島・若郷ではほぼ 100%と多く神津島では54%で、次いでシマアジ15%、カツオ 8%が多かった。三宅島海域では、2.6tの漁獲のうち、キメジ(45%) ・カマスサワラ(47%)が漁獲の主体を占めた。八丈島海域では、操業隻数が減少し、漁獲量も2.4tと激減した。 カツオの体型は、三宅島では小45%、中55%、八丈島では小14%、中以上86%で、八丈島では大型魚が増加した。
底釣
大島海域では各島で操業し、15.9t の漁獲があった。神津島がキンメ 3.9t、ムツ4.9t主体に13.1t を漁獲し、全体の83%を占め、次いで岡田が多く、キンメ0.9t主体に1.5tの漁獲があった。他の漁協はいずれも 0.4t 以下であった。三宅島では 4.3t の漁獲で、主要魚種 は、表記以外ではキンメダイ0.3t、ヒメ ダイ0.2tが多かった。八丈島海域では、操業隻数は前月より減少したが、略同じ30.5t を漁獲し、キンメが全体の41%を占め、次いでハマダイ24%、メダイ14%が多かった。南方海域では、操業隻数は少ないが、3.8tを漁獲し、メダイが51%を占めた。
潜水
式根島で 5隻が操業し、ブダイ0.5t弱を漁獲した。新島では23隻が操業し、ヒラメ主体に0.6tを漁獲した。
巻縄
新島でムロアジ主体に操業された。              
定置網
アジ類主体に、新島で8.5t、三宅島で 11.7tの漁獲があった。
棒受網
式根島・新島・三宅島・八丈島の各島で、クサヤモロ対象に操業し、全体の漁獲量は、クサヤモロ170.8t、モロ 2t であった。

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