旬魚探訪
やまめの干物
 「やまめ」のふるさとを訪ね、新宿からJR青梅特別快速に乗って、青梅駅に降り立った。そこで奥多摩行きへと乗り換える。車内には急に、虫取網や釣竿を手にした子供達と、リュックを背負った年輩のハイキング姿が目立つようになった。
子供達は眼下を流れる多摩川の川原で遊ぶのだろうか。色とりどりのハイキング姿は御獄駅で降りた。その先の古里駅で下車し歩くこと20分。奥多摩さかな養殖センターがある。ここでは、昭和36年に全国の水産試験場のに先駆けて「やまめ」養殖に成功した所でもある。また平成10年には、「奥多摩やまめ」を21世紀に向けを開発した。施設内は見学もできるので、夏休みの宿題に困ったら訪れてみることをお勧めする。
 今年になり、「奥多摩やまめ」を食べさせてくれるお店も、徐々に増えてきている。食べ方は、刺身が一番美味しい。
 また、御獄渓谷周辺をハイキングする人達におみやげとして好評なのが、「やまめの干物」である。軽くあぶってちぎって食べると、これが酒の肴には最高だ。二尾入り1,000円で「旅館ふる里」で販売されている。他にもこの辺りには温泉があり、川面を吹く風も涼しく、夏の1日美味しいものを探しながら散策するのもよいのではないだろうか。
山女魚のひもの

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