《漁況の経過について》
今年1月〜3月の経過としては、1月15日過ぎに少数が出漁し漁期が始まりましたが、小型魚ばかりの漁模様となりました。2月に入り本格的な漁が始まりました。例年とは異なり、漁期の初めから小型魚の占める割合がかなり高く、魚体は「小(44〜50cm)」と「小小(40〜44cm)」がほとんどを占めました。一隻の水揚の中でも太って脂がのっている個体と
痩せた個体が混じっていたのが特徴です。また、時化がちな海況の影響により出漁日数は15日程度と例年より少なかったのですが、一隻当りの水揚量が300kgを超えた日が6日間と多かったことが水揚量の増加につながりました。3月になっても、魚体は小型魚の「小」と「小小」が水揚の9割を占める状態が続きました。
以上のように、今年のカツオ漁の漁期前半の経過としては、昨年に比べ好漁の傾向が見られます。 |