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2012年8から12月の海況の見通しについて

 中央水産研究所と福島県から鹿児島県までの各都道府県水産関係機関が、海況の現況と2012年8から12月の海況予測について検討を行いました。 その結果に基づいて、7月27日に水産庁より今後の見通しが発表されましたので、その概要をお知らせします。


【現況】 (7月30日現在)
黒潮は三宅島・御蔵島付近を通過したのち、房総半島沖を北東方向に流去している模様です。なお、八丈島は黒潮の南に位置するN 型流路となっています。(図1)

 

【今後の見通し】
 黒潮は、N 型基調で推移し、一時的にB・C 型となる見通しです。
 伊豆諸島南部海域は、概ね黒潮より南の暖水域に入り、黒潮流路の変動に伴い冷水域に入ることがあります。
 伊豆諸島南部海域は、「平年並」から「高め」(平年差-0.5から+2.5℃程度)で推移し、黒潮が八丈島の南を通るC型になったときは、「平年並」から「低め」(平年差-2.5から+0.5℃程度)となる見込みです。

図1 図2

 図1 2012年7月30日現在の黒潮流路               図2 黒潮流型

   (八丈海洋ニュースより)