「渓流の女王」ヤマメはふつう2年で産卵し死んでしまい、食材としては塩焼きでの利用がほとんどでした。
そこで、水産試験場奥多摩分場では、成熟を抑制(産卵させない)することで2年目以降も生き残り、大型に成長する「奥多摩やまめ」を開発しました。成熟しないので肉質が安定しており、身痩せもしません。大型化によって、刺身や寿司の他に、洋食の素材としても利用ができます。
 現在、奥多摩町役場や氷川漁業協同組合では、地域の新しい特産品にと商品化を進めています。


写真1 左はふつうのヤマメ体長約12cm、右は「奥多摩やまめ」体長約30cm

写真1 左はふつうのヤマメ体長約12cm、右は「奥多摩やまめ」体長約30cm