消費者ニーズに対応した水産物の提供に関する研究

消費者ニーズに対応した水産物の提供に関する研究

1. 地域ブランド魚介類の養殖支援研究

1) 冷水魚優良種苗育成

疾病に強い種苗や、多様化する消費者ニーズに対応した種苗を生産、配布、放流します。
ニジマス、イワナ、やまめの優良種苗を生産、配布、放流します。管内養殖業者の技術指導を行います。遺伝的劣化で黒点が増えたヤマメの劣化防止、3倍体品種の「奥多摩ヤマメ」を普及します。

okutamayamame.jpgヤマメ(手前)と奥多摩ヤマメ(奥)

2) 「養殖礁」によるアワビ類養殖技術の開発

アワビ種苗を天然域で飼育すると、屋内飼育の2倍の速さで成長します。人工餌料を給餌しやすく、逃亡しにくい「養殖礁」を開発し、事業化を進めます。
改良型養殖礁で飼育し、成長、生残率を検証します。成長が止まる高水温期の給餌方法を検討します。

yousyokusyou.jpgアワビ養殖礁

2. 小笠原養殖漁業技術開発試験

1) 種苗生産技術の開発と養殖技術改良試験

小笠原における養殖魚種の開発や技術改良を行います。
ツチホゼリ、ホウセキハタなどの大型ハタ類の種苗生産開発を行います。イシガキダイの種苗生産、養殖技術を確立します。活魚輸送先である都内の水産物流通センターでの飼育を支援します。魚病対策研究を行います。

20090123-162942.jpgツチホゼリ

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