小笠原諸島農業振興技術開発
1. 特産園芸作物・小笠原固有植物に関する研究
小笠原諸島の自然、社会条件を生かした高品質な農作物を安定生産する技術を開発します。小笠原諸島の貴重な植物の遺伝資源を保存し、特産作物の作出に役立てます。
1) 特産熱帯果樹等の安定生産技術の開発
パッションフルーツ着果率の向上技術を確立します。
ホワイトサポテ、アテモヤなど小笠原の気候を活かした有望作目の生育・果実特性の把握、生産技術を開発します。
パッションフルーツ
2) 小笠原諸島自生種による植生回復技術の開発
小笠原自生種の苗木の効率的な生産技術を開発し、また、植生回復技術を開発して森林生態系の回復に役立てます。
ムニンツツジの遺伝資源の保護と展示
ムニンツツジ
3) 病害虫防除試験(農林水産部食料安全課所管)
環境に配慮したアフリカマイマイの防除技術の開発
熱帯果樹等の病害虫防除技術の検討
未解明病害虫の原因究明及び防除技術の検討
病害虫の捕獲
2. 営農研修(営農研修所)
農業技術の普及及び経営指導
野菜、果樹、花卉・切り葉の生産向上
成果技術や情報の普及・啓発
各種農業団体への助言・指導による組織強化
展示圃場と母樹園の整備
3. 小笠原家畜飼養技術試験(畜産指導所)
島しょ畜産の振興と種畜増殖
亜熱帯における肉牛飼養技術及び繁殖技術の実証試験。
飼料作物の栽培技術確立をめざします。
家畜糞堆肥の生産と配布。
黒毛和牛