八丈島のパッションフルーツの生産は、昭和24年に始まりました。その後、生産は年々拡大しましたが、昭和54年をピークに病害等の被害により生産は減少し、本格的な栽培は皆無になりました。平成15年から、経営的に本格的な栽培を復興するため施設栽培技術の普及を開始し、平成22年には販売高2,580万円まで伸びました。
三宅島では秋から早春にかけてキヌサヤエンドウの生産が盛んですが、以前から害虫による被害に苦慮していました。対策として、施設内にて防虫網や近紫外線除去フィルムを組み合わせて栽培することで、ナモグリバエや、ウラナミシジミ、アザミウマ類の被害を抑えることができました。