令和元年度 主要成果集(農業)

令和元年度 主要成果集(農業)

オオサヤエンドウ選抜系統は、銀黒マルチで栽培することで、白黒マルチに比べ2月の収量が増加する傾向があり、銀黒マルチを使用した場合に株間による収穫量の違いはほぼないことから、管理のしやすい株間25cmでの栽培が適していることが分かりました。また、莢のハリがなくなり、表面が半分以上から全体的に茶色の状態のときに収穫した種子を使用することで、収穫量が増加することが明らかになりました。

加温と電照による作期拡大を検討したところ、12月からの加温+電照で5月上旬から収穫可能となりました。加温+電照により労力分散には結びつきませんでしたが、収穫果数や贈答用果実割合が増加し、着色が向上するため、収益は高くなりました。

プルメリアはフラ業界から人気があり、島内生産が期待されています。そこで、プルメリア5品種「ドワーフ・シンガポール・ピンク(DSP)、セラダイン(Cd)、マヤ(My)、インディア(Id)、ポールウェッチ(PW)」の特性や収量を調査し、生花を出荷する場合の収益について試算しました。

モクマオウ林下で良好な生育を示す自生樹種の挿木増殖は、シマギョクシンカは3月挿しが、オオバシマムラサキやシマカナメモチは6月挿しが、タチテンノウメやシャリンバイ、ムニンネズミモチは9月挿しが、シマムロは12月挿しがよいことがわかりました。挿し床は赤土が推奨されます。

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