令和2年度 主要成果集(農業)

令和2年度 主要成果集(農業)

ブバルディアのシェード処理において、シェードの裾を適切量上げることで、多くの品種・系統で開花率や品質に影響を与えずに、奇形花率を下げることができました。特に「BL-1、チェリーピンク、Rローザ」の3品種・系統で奇形花率が有意に減少しました。

アシタバ露地圃場において11月中旬に播種し、保温資材「ユーラックカンキ」をトンネル掛けして育苗した苗を翌年3月上旬に定植すると、保温しない場合と比べて10日程早い5月中旬から収穫でき、初期収量も約2倍増加しました。

ネットの被覆により露地よりも光の量がやや低下しますが、病害防止効果により葉が健全に維持され、果実肥大や果汁糖度が向上しました。特に白ネットではビニル被覆とほぼ同等の効果があり、また、新設する場合の建設費用は耐風強化型ビニルハウスの1/3以下に抑えられます。

液肥混入器を用いて水溶性肥料を潅水時に溶かしこみ、追肥を多頻度少量施用すると、 水溶性肥料を固形のまま約2週間間隔で施用した場合より、開花数や収穫果数・収量が 増加することがわかりました。

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