令和5年度 主要成果集(農業)

令和5年度 主要成果集(農業)

三宅村に適したカンキツ品種は、レモン類の「リスボン」、「璃の香」、および「ダイダイ」、「ヒュウガナツ西内小夏」の4品種でした。また、防風ネットのフェンスを整備した圃場に、直管パイプを活用した簡易防風ユニットおよび簡易防風ネットを設置し、風速を約40~50%に抑制できました。

八丈島のルスカス栽培において、こうじかび病は6月下旬~11月上旬まで継続して発生することを確認しました。こうじかび病に対する換気扇、有孔ダクト、遮光・遮熱剤、UVカットフィルムの防除効果を明らかにしました。

八丈島において「アーウィン」「キーツ」「金煌(キンコウ)」のいずれの品種も正常な生育を示しましたが、「キーツ」および「金煌」は果実の成熟期が遅く、翌年の花芽を確保するために行う8月下旬~9月上旬の剪定に間に合わないことや、収穫適期の判断が難しいことから、八丈島での栽培には適さないことが分かりました。

小笠原の環境に配慮した病害虫防除方法を検討しました。アフリカマイマイ誘引捕獲トラップを改良して捕獲効果を向上させました。苗の温水処理後の生育をレモンとコーヒーで検証したところ問題ないことが分かりました。コナジラミの一種であるの若齢幼虫に殺虫効果がある薬剤を明らかにしました。

このカテゴリー内の他のページ