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平成21年度 主要成果集

平成21年度 主要成果集

カツオの通り道を探す! カツオ曳縄漁場の海洋環境

八丈島におけるカツオ曳縄漁の効率的な漁場探査を図るために、カツオの漁獲位置と海洋環境との関係を調査しました。その結果、カツオ漁獲位置における水温、クロロフィルa濃度および潮流との関係を把握しました。また、漁獲効率の高い海区を推定するために、航走距離当たりの漁獲量を算出し、八丈島周辺海域のカツオ曳縄漁の漁場評価を試みました。

黒潮続流域にキンメダイ稚仔魚を追って キンメダイの資源管理にむけて

伊豆諸島の重要資源であるキンメダイの初期生活史を探るために、大島~鳥島までの伊豆諸島海域、黒潮上流域にあたる高知県沖海域で、各種のプランクトンネットによる調査を行い、黒潮上流域では伊豆諸島に比べて分布密度が小さいことが分りました。今年度は伊豆諸島の黒潮続流域にあたる、房総、常磐沖で調査を行い、キンメダイ仔魚の分布が確認されました。また、黒潮上流の第2駒橋海山でも観測を行い、キンメダイの卵を確認できました。

メカジキのひみつ 回遊経路・生態について

近年、急速に伸びてきた小笠原の「たて縄漁業」ですが、平成21年は海況も悪く、メカジキの水揚げ量も、これまでと比べ、減少しました。水産センターでは、引き続き、電子標識(PAT-tag)を使用した標識放流を続けるとともに、漁業者の皆さんにご協力頂き小型魚のリリースも実施しています。それにより、さらに回遊経路や生態も明らかになりました。また、漁具に付けたカメラによる、深海に潜っている時のメカジキの姿も、初めて撮影に成功し、その行動の一部が明らかになりました。

沖ノ鳥島カツオ・マグロ類標識放流調査 中層魚礁の効果は?

東京都は平成19年1月、沖ノ鳥島周辺の3カ所、水深1,700~2,800mの地点に大水深中層浮き魚礁を設置しました。そこに集まる魚類のうち、漁獲したカツオ・マグロ類に標識をつけ放流し、その後の行動、魚礁の効果について考察しました。

八丈島におけるマクサの減少とその回復に向けた取り組み

八丈島では黒潮流路の変動により高水温・貧栄養の海況が継続し、マクサが激減してしまいました。八丈事業所ではマクサの生長と環境因子(水温、栄養塩)のモニタリング調査を継続して行ってきましたが、その生長時期に低水温・高栄養をもたらす冷水塊に島周りが覆われると、大幅な生長改善が認められました。また、海況好転時にマクサの回復を助長するための採苗技術の開発にも取り組みました。

三宅島テングサ回復への取り組み 噴火後9年経って

三宅島の代表的な漁業種であるテングサは、平成12年の噴火災害による泥流や降灰、土砂崩れなどにより大きな被害を受けました。これまで、当センターでは、毎年、テングサ漁場をモニタリング調査していますが、平成20~21年に実施した調査では、依然、マクサの回復が遅れていることが判明しました。一方、マクサの回復手段として海藻礁を試作し設置したところ、着生促進効果が確認できました。

伊豆諸島産キンメダイの高品質化を目指して 東京ブランド「きんめだい」の魅力を高める

東京ブランド「きんめだい」の品質および商品価値を高めるための鮮度保持技術開発に取り組みました。その結果、保蔵環境を改善する(「体表を触らない」、「干出させない」、「冷海水中に浸漬」)ことにより、市場評価基準の一つである「体色」を均一のとれた黄金色に改善できることがわかりました。

伊豆諸島産キンメダイの脂の乗りを科学する

伊豆諸島産キンメダイの脂肪含有量の測定を行うとともに、成分分析や官能検査を行いました。その結果、脂肪含有量は個体差が大きく、成分については地域による特異性は認められませんでした。また、試食検査の結果から脂肪含有量が多いほうが、必ずしも好ましいという結果にはならないことがわかりました。

平成21年、江戸前アユの遡上と産卵

多摩川は、多くの都民に親水空間を提供しています。一般都民の環境保全に対する意識が高まる中、多摩川の天然アユについては特に高い関心が寄せられています。このような状況の中で、毎年春になると東京湾から遡上してくる稚アユの遡上量調査を続けています。江戸前アユの生態と生息環境の現況を把握し、多摩川水系における稚アユ遡上経路の阻害要因を明らかにすることで、改善策の検討に役立てています
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