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平成25年度 主要成果集

平成25年度 主要成果集

ヤマメを用いた教育活動(ヤマメの里親教室)

奥多摩さかな養殖センターでは、地域を流れる川や生息する生き物について学ぶ機会づくりとして、ヤマメ発眼卵や孵化の観察と稚魚の飼育を体験する「ヤマメの里親教室」に取り組んでいます。平成25年度は西多摩地区の小学校14校に対し合計3,870粒の発眼卵と、卵の育て方パンフレットを配布しました。また、一部の小学校に対しては、地元の河川においてヤマメの産卵場造成体験や、奥多摩さかな養殖センターの施設見学等、社会科見学とリンクした活動を行いました。

新「海の天気図」で見えてくる伊豆諸島の海

大島事業所では、漁業者の効率的な生産活動を支援するため、昭和60年から「海の天気図」を発行しています。平成20年には、さらに高精度の海況図を作成できるようになりました。今回は、大島事業所における海況情報の収集と高精度海況図の作成に係る取組について報告します。

簡易魚道で天然アユののぼりやすい川づくり(天然遡上アユをより上流へ)

多摩川における天然アユをより上流へ遡上させるため、昨年までの調査で効果のあった土嚢式簡易魚道を、落差が大きい堰で設置試験を行いました。また、より簡易な手法として、、塩ビダクト管を利用したハーフパイプ魚道の導入試験を行いました。

河川下流と河口域の生物再生状況を診断する!(汽水域ヤマトシジミと河口域に着底した二枚貝の動向で探る)

高度成長期に汚濁が著しかった都内河川は、下水道の普及により水質が好転しました。このため、東京湾奥の河口域も同様に好転したものと考えられています。しかし、内 湾では、夏秋期に上下水の鉛直混合が滞って酸素不足におちいりやすくなります。そこで、河川下流と河口域に生息する二枚貝の漁獲量や調査資料を通じて現状を評価しました。その結果、河川下流のヤマトシジミが著しく増加したのに対し、河口浅場に生息するアサリ等の二枚貝は成長初期の段階で死亡することがわかりました。

多摩川の魚たちの現状は?(魚類の生息状況から見た多摩川の環境)

東京を横断するように流れる多摩川は、大都会を流れる河川ゆえ、流域人口の増加による水質汚濁や堰や護岸工事などにより、その環境が大きく変化してきました。また、そこに生息する魚類や内水面の漁業にも大きな影響を受けてきました。 東京都では、河川環境の変化をモニタリングするため、多摩川本流および支流の魚類相調査を実施しています。今回は、平成20年以降に実施した調査の結果を報告します。

漁獲統計資料から見たメカジキの資源動向(メカジキの持続的利用を目指して)

メカジキは、近年、小笠原における重要な漁獲対象魚種のひとつになっており、資源を適切に管理する必要があります。しかし、資源管理に不可欠な資源評価は、国の研究機関が中西部北太平洋資源について行っていますが、小笠原諸島で水揚されるメカジキ資源についてはこれまで行なわれていません。そこで、漁協から提供される漁獲統計資料を基に、小笠原諸島におけるメカジキの資源量指数(CPUE)*の動向を把握しました。

伊豆大島におけるアントクメスポアバック追跡調査(スポアバックの効率的な運用を目指して)

コンブ目のアントクメは、春から夏にかけて、大島周辺の浅所でごく普通に見られる海藻でした。しかし、近年、大島周辺のアントクメが激減し、地元水産業への影響が懸念されています。このため、大島事業所の研究成果をもとに、大島町が主体となってスポアバッグ*を用いたアントクメ藻場造成を試みています。大島事業所ではスポアバッグによる藻場造成の効果を判定するため、潜水によるアントクメの生息状況調査を行っています。

三宅島のテングサ資源の回復状況(マクサの着生量と取り巻く環境)

三宅島のテングサ漁場は、平成12年の噴火以降火山由来の泥(微粒子)により、着生量が激減したと考えられています。噴火後12年経った現在でも、マクサについては漁獲できるまで回復していません。大島事業所では、漁場の回復状況と微粒子を含めた環境との関係を調査して回復状況を報告するとともに、より効果的な漁場造成のための条件を調査しています。

伊豆諸島北部海域におけるイサキのモニタリング調査(イサキの資源管理に向けて)

イサキは漁業対象種として伊豆諸島の代表的な魚種であるとともに、遊漁対象種としても人気があり、観光産業振興からも重要な資源とされています。大島事業所では、漁業者による漁獲状況を把握するとともに、漁獲物の魚体測定を行い資源管理の基礎データを収集しています。

元素からキンメダイを知る(耳石中の微量元素と生態の関係)

伊豆諸島におけるキンメダイ漁業への依存度が高くなり、科学的知見に基づいた資源管理方策が求められています。そこで、キンメダイの耳石中に含まれる微量元素を利用した生態学的知見の収集を実施しています。検出・定量された耳石中の微量元素を海域および体型ごとに比較することで、生息域の環境および成長に伴う移動などの生態学的知見を得ることができました。 
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