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2012年の漁模様  

 今回のトピックスは昨年の八丈島の漁業について振り返ってみます。2012年の八丈島の総漁獲量1,100t、カジキ類181本でした。
 前年2011年(1,309t,154本)と比べると総漁獲量が約200t減少しました。

主要魚種の動向

これを魚種別(図1)にみると、
カツオ :133t(前年より110t減)
キンメダイ :341t(前年より118t増)
ハマトビウオ :224t(前年より 90t減)
クサヤモロ :139t(前年より 58t減)
となっています。ハマトビウオやクサヤモロなどの広域回遊魚は来遊量の減少が漁獲量に影響していると思われます。キンメダイの漁獲量は近年安定しています。

 図1 2012年の魚種別漁獲量

 図1 2012年の魚種別漁獲量

 

10年前の漁獲割合は?

 これらを10年前(2002年図2)の魚種別の漁獲割合と比較すると、
カツオ   :25.3%→12.0%
キンメダイ :13.2%→30.7%
ハマトビウオ:15.0%→20.2%
クサヤモロ :27.2%→12.5%
に変化しています。
 このように近年カツオの漁獲が大幅に減少し、漁獲量、漁価の安定しているキンメダイ漁業への依存度が高くなっているのが特徴です。

図2 2002年の魚種別漁獲量 

 

図2 2002年の魚種別漁獲量