八丈海洋ニュ-ス 号外版
2009年4~7月の海況の見通しについて

                         平成21年 3月25日(水)

             ダウンロードはこちら 20090326-094132.pdf [143KB pdfファイル] 

 

 中央水産研究所と福島県~鹿児島県までの各都道府県水産関係機関が、海況の現況と2009年4~7月の海況予測について検討を行いました。 その結果に基づいて、3月25日に水産庁より今後の見通しが発表されましたので、その概要をお知らせします。

【現況】

 黒潮は11月頃から規模の大きなC型流路で推移し、伊豆諸島南部海域には冷水塊が存在しています。(図1)。

【見通し】

 黒潮は、期間を通して規模の大きなC型流路で推移し、5~6月に一時的にB型流路となるとなる模様です。また、伊豆諸島南部海域は蛇行部の変動に伴って一時的に黒潮外側域に入ることが予想されます。
伊豆諸島南部海域の海面水温は、黒潮蛇行北縁部の変動に伴って昇温と降温を繰り返し、C型流路時に「低め」~「極めて低め」(平年差-1.5~-2.5℃程度)、B型流路時に「高め」 (平年差+0.5~+2.5℃程度)で推移する見込みです。

図1 2009年 3月25日現在の黒潮流路

図1 2009年 3月25日現在の黒潮流路(八丈海洋ニュースより)

 

図2 黒潮流型

図2 黒潮流型