ヤセエビス 

  1. 種名 ヤセエビス Pristilepis oligolepis (Whitely)                             キンメダイ目イットウダイ科アカマツカサ亜科
  2. 尾叉長:27.5cm、体重:681.3g
  • 採集日:平成23年7月28日
  • 採集場所:大島黒崎沖(水深約40m)
  • 採集方法:底釣
  • 採集者:とい丸
  • 備考:体は長卵形で、体高は低く側編している。眼隔域は狭く、眼と口は大きい。鱗の後縁に小さなトゲがある。体色は紅色で、体側鱗の淡色斑点が重なり縦線を形成する。左右の鼻骨間は狭く、前端部にも小さなトゲがある。相模湾以南、ハワイ、オーストラリア等に分布。エビスダイ、トガリエビス等、イットウダイ科の仲間は、伊豆諸島海域においても、主に岩礁域から水深200m以浅に生息しており、本種も底釣りで漁獲されたり、岩穴の暗がり等に潜んでいるところをダイバーに目撃されることも多い。イットウダイ科の仲間は、色鮮やかで、岩礁域では比較的ポピュラーな魚であるため、水族館でもよく展示されている。
  • 参考文献:中坊徹次編(2000)日本産魚類検索全種の同定第二版、東海大学出版会、東京                     多紀保彦ほか監修(2005)新訂原色魚類大図鑑、北陸館、東京