最大級のハマトビウオ

  1. ハマトビウオ Cypselurus Pinnatibarbatus japonicus (Franz)                              ダツ目トビウオ科ハマトビウオ属
  • 全長:53.2cm、尾叉長:45.0cm、体重:942.8g、メス 
  • 採集日:平成26年3月23~24日
  • 採集場所:八丈島周辺海域
  • 採集方法:流刺網
  • 採集者:第5明神丸
  • 備考:ハマトビウオの最大型の記録は、八丈島において全長53.7cmのオスの測定記録がある。また、体重では水産庁の調査船が、三陸沖で862gのメスを漁獲している。今回、漁獲されたハマトビウオは全長では上記の記録より劣るものの、尾叉長および体重は当センターが保持している測定記録の中で最大であった。魚類学(下)によると、ハマトビウオは日本産トビウオ類中最も大きくなり、全長50cm、重さ1kgに達するとある。しかし、この記述は正確な測定記録に基づくものではなく、今回、漁獲されたハマトビウオは、尾叉長および体重の最大記録であると思われる。
  • 参考文献:松原喜代松・落合 明(1965)ハマトビウオ. 魚類学(下). 恒星社厚生閣,東京,pp. 632.