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  •  シロブチギンザメ Chimaera owstoni (Tanaka,1905) ギンザメ目ギンザメ科ギンザメ属
  • 全長:966mm PAL(肛門全長):430mm 体重:5580g 
  • 採集日:平成28年5月27日
  • 採集場所:新島ウラ(水深650m)
  • 採集方法:底釣り
  • 採集者: あきの丸
  • 備考: 胃内容物あり(イカ類) 卵あり(胚胎は確認できず)肝重量:1215g 肝重量比:4.6
  • 尾びれが延長しない、体の側線は小刻みに波打たない、褐色の地色に白色もしくは灰色の斑点があることから判別できる。歯は癒合し、硬いものをすりつぶすのに適している。背びれ前縁に1本の毒腺のある棘を持つ。刺  されると痛むが、人に対する毒性は弱い。軟骨魚綱であるが、鰓孔が1対しかないことからサメ、エイ類などの板鰓亜綱と区別ができる(全頭亜綱)。生息域は相模湾、八重山列島北方沖の水深約900mとされている。   食味試験を行った。身質はよく、きれいな白色であった。一方でサメ類独特の軽いアンモニア臭がした。素揚げで食したため、臭みを感じることはほぼなかったが、味がなく水分が多い印象であった。 
  • 参考文献:日本産魚類検索 全種の同定 第三版Ⅰ 中坊徹次編 東海大学出版会