珍魚採集報告第198号 ヒオドシ
- ヒオドシ Pontinus macrocephalus (Sauvage 1882) スズキ目フサカサゴ科ヒオドシ属
- 全長:148mm、体重:98.4g
- 採集日:平成29年5月18日
- 採集場所:スミス周辺海域
- 採集方法:底釣り(水深275m)
- 採集者:調査指導船「みやこ」
- 備考: 眼上皮弁が長くて特徴的である。姿形は釣りの対象になるカサゴと似るが、カサゴはメバル科であり、フサカサゴ科であるヒオドシとは科のレベルで異なる。生息域は、小笠原諸島、茨城県から宮崎県の太平洋沿岸、東シナ海大陸棚縁辺域、九州-パラオ海嶺の水深80から650mの砂・貝殻混じりの砂底とされている。
- 参考文献:日本産魚類検索 全種の同定 第三版Ⅰ 中坊徹次編 東海大学出版会
