セミエビ

  1. セミエビ Scyllarides squamosus 
  • 甲長87.5mm、体重255.9g
  • 採集日:平成25年3月8日
  • 採集場所:大島カキハラ沖
  • 採集方法:エビ網
  • 採集者:琉斗丸
  • 備考:房総半島以南、台湾、オーストラリア、ハワイ、インド洋西部等、熱帯及び亜熱帯域のサンゴ礁、岩礁帯に広く分布し、水深2~30mの浅海に生息している。岩穴の天井や亀裂、礁の斜面等に隠れており、夜間になると表に出てきて、じっとしていることが多い。体は赤褐色、甲は石灰化が強く硬い。頭胸甲や腹部に不鮮明な淡色の斑紋がある。コブセミエビに似ているが、第1触角が第2触角より長いことで区別できる。脚は短い剛毛束に覆われ、全体的にオレンジ色をしている。昆虫のセミに似ていることが和名の由来。手に持つと、見た目以上に重量を感じる。市場に上がる数は少ないが、イセエビよりも美味と言われ、高額で取引きされている。
  • 参考文献: 峯水 亮(2000)ネイチャーガイド 海の甲殻類、文一総合出版、東京                          社団法人 日本水産資源保護協会(1986) 日本陸棚周辺の十脚甲殻類篇、東京