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  • キナワクルマダイ Pristigenys meyeri  スズキ目キントキダイ科クルマダイ属
  • 全長:16.0mm 
  • 採集日:平成28年10月12日
  • 採集場所:ベヨネーズ周辺海域
  • 採集方法:リングネット(表層曳き)
  • 採集者:調査指導船「みやこ」
  • 備考:稚魚期の体形は、ほぼ円形。体全体は黒色素胞が密生し、黒味を帯びる。前鰓蓋骨外縁には隅角部が最も強い3本の棘がある。鰭棘の各前縁に鋸歯を備えないことから、クルマダイ属だと判別できる。また、腹鰭後端は尻鰭起部を超え、尻鰭軟条数が11本であることから、オキナワクルマダイと同定した。成魚は、八丈島、土佐湾および琉球列島以南の岩礁底の海域に分布するが、日本近海での仔稚魚の出現は極めて稀とされている。なお、珍魚採集報告では、平成26年10月に八丈島近海の底釣りにおいて成魚が水揚げされたと報告されている。
  • 参考文献: 日本産稚魚図鑑 第二版Ⅰ 沖山宗雄編 東海大学出版会                       日本産魚類検索 全種の同定 第三版Ⅰ 中坊徹次編 東海大学出版会