ダイナンアナゴ

  1. ダイナンアナゴ Conger erebennus Jordan et Snyder                                     ウナギ目アナゴ科クロアナゴ属  
  • 全長:127.5cm、体重:4.3kg
  • 採集日:平成26年4月28日
  • 採集場所:大島千波沖
  • 採集方法:底釣(水深250m)
  • 採集者:漁栄丸
  • 備考:最大で1.2mほどになる大型のアナゴの仲間であり、近縁種のクロアナゴとは形態的に非常によく似る。ただし、背びれの起部が胸鰭後端付近にある(クロアナゴでは胸鰭後端よりもかなり後方)、頭が大きい、胸鰭軟条数19~21(クロアナゴでは15~16)であることなどで区別できる。東京湾、相模湾、新潟湾、博多湾~プサンにまで分布し、やや深い海底に生息する。夜行性で餌は主に小魚などを食す肉食性と考えられている。今回漁獲されたダイナンアナゴの胃を開いたところ、何も観察することができなかった。味は食感が悪く食用には不向きとされている。近年、東京湾などでも巨大な本種が採集われ話題となった。
  • 参考文献:中坊徹次編(2000)日本産魚類検索全種の同定第二版、東海大学出版会、東京