珍魚採集報告第225号 アミダコ

珍魚採集報告第225号 アミダコ

※ 本種は、平成31年に採集されたものですが、ホームページに未記載であったため、あらためて掲載します。

 

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                      漏斗より吐出された卵

                        

1 種名 アミダコ  Ocythoe tuberculate Rafinesque,1814

    軟体動物門頭足綱タコ目アミダコ科アミダコ属

2 測定結果 外套長:23.4cm、全長:57.3cm、体重:2,290g、雌雄:メス(抱卵していた) 

3 採集日 平成31111

4 採集場所 大島元町漁港港内

5 採集方法 港内で浮かんでいたところを手鉤で採集

6 採集者 岡村 氏(元町漁業協同組合所属)

分布は太平洋側の暖海域、全世界の熱帯~温帯。外洋の表中層を浮遊する。外套膜の背面は滑らかであるが、腹面には

疣状突起が並んでおり、それらを肉稜がつなぎ、網目状構造となっている。メスはオスに比べ大型で、全長70cmになる。

オスや幼ダコはサルパなどに入り、浮遊生活を行う。

伊豆大島周辺では平成17111日に野増漁港内、平成26616日に筆島定置網で採集され、それに次ぐ記録となる。

PDF版はこちら珍魚報告第225号アミダコ.pdf

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