珍魚採集報告第227号 ヒレナガユメタチ

珍魚採集報告第227号 ヒレナガユメタチ

※ 本種は、平成31年に採集されたものですが、ホームページ未記載であったため、あらためて掲載します。

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1 種名 スズキ目 タチウオ科 ヒレナガユメタチ Evoxymetopon poeyi (Günther, 1887)

2 測定結果 全長149㎝、重量2.17kg

3 採集日 平成31326

4 採集場所 大島元町沖 水深180m地点

5 採集方法 底釣り

6 採集者 春一丸

 本個体はメダイ釣りにて漁獲された。本種はこれまで国内において、東京都八丈島、

和歌山県、鹿児島県、沖縄県などの南日本太平洋側、東シナ海、および九州―パラオ

海嶺から記録されている。

海外では台湾とモーリシャスからのみ知られる。タチウオに似るが、背鰭第1棘が長く

伸びる尾鰭が2叉するといった特徴を持つ。水深200300m程度の深海にて、底層を

遊泳し、ハダカイワシなどの魚類を主な餌とする。

参考文献: 日本産魚類検索全種の同定第三版 中坊徹次編 東海大学出版

九州― パラオ海嶺ならびに土佐湾の魚類 岡村収ほか編 日本水産資源保護協会

鹿児島県から得られたタチウオ科魚類ヒレナガユメタチEvoxymetopon poeyi

                  畑晴陵ら著 Nature of Kagoshima Vol. 42

PDF版はこちら珍魚報告第227号ヒレナガユメタチ.pdf

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