珍魚採集報告第287号 ミツクリエナガチョウチンアンコウ

珍魚採集報告第287号 ミツクリエナガチョウチンアンコウ

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  1. 種 名 ミツクリエナガチョウチンアンコウ Cryptopsaras couesii (Gill, 1883)

     アンコウ目 ミツクリエナガチョウチンアンコウ科 ミツクリエナガチョウチンアンコウ属

  2. 測定結果 全長:26 mm、標準体長:21 mm、体重:0.2g
  3. 採 集 者  松丸
  4. 採 集 日  2025年2月25日
  5. 採集場所 八丈小島 一の根沖
  6. 採集方法 メダイ(尾叉長59.9cm)の胃内容物
  7. 備  考 

    太平洋・大西洋・インド洋の中深層に分布。雌には背部に3つの肉質突起があり、発光バクテリアの培養器官だと考えられている。発光物質は疑餌状体(エスカ)の発光に用いられるほか、突起から噴出される。雄は非常に小さく、成熟後雌に寄生する。

  8. 参考文献 

    中坊徹次編(2013)  日本産魚類検索全種の同定第三版,東海大学出版会,東京,pp.555

    岡本誠・本村浩之編著(2024) 日本の深海魚図鑑, 山と渓谷社, 東京, pp.84

    尼岡邦夫(2009) 深海魚―暗黒街のモンスターたちー, ブックマン社, 東京, pp.27

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