アシタバ幼苗で地際部を食害される被害多発(大島)

  

 大島事業所と大島支庁が月に一度行っている病害虫発生状況に関する定点調査において、アシタバ幼苗で潜行性害虫による被害が多発していることが分かった。

 被害の特徴は、昨秋および今春に播種されたあしたばが地際部からしおれるように倒れるもので、地際部の茎の中にりん翅目の幼虫が潜伏し食害していた。この害虫は調査の結果、収穫葉の茎や未展開の新葉部、花梗、花雷に食入するハナウドモグリガであることが分かった。

 幼苗期に地際を食害されると、株ごと枯れてしまいダメージが大きいため、今後はこの時期における同害虫への対策を行うよう指導していく。

食害された幼苗

アシタバ苗の食害の様子

 

パッションフルーツ部会総会と現地検討会の開催(三宅島) 

  

 11日に三宅島パッションフルーツ生産部会は総会を開催した。部会は平成22年9月に設立して、今年で3年目を迎えることになった。総会では、生産技術の向上に加え、三宅島のパッションフルーツのPRにも力を入れていくことが決まった。

 また、総会終了後は、現地検討会を開催し、部会員全員と島しょセンター三宅事業所、三宅支庁産業課で各部会員の圃場を巡回し、パッションフルーツの生育状況を確認した。今年は全体的に株の生育がよく、島内の南側の地区では11月定植の苗が間口6mの施設の棚面の端まで届いている状況であった。また、果実の着果状況も順調である。

 

パッションフルーツ現地検討会の様子

パッションフルーツ現地検討会の様子