切り葉研究会の開催(大島)

  

 9日、伊豆大島切り葉研究会は現地検討会および討論会を行った。現地検討では、夏季のキキョウランの管理について検討した。元町北の山の会員の圃場を視察し、潅水頻度や遮光について議論した。今年はキキョウランの相場が例年になく良かった。市場においても広く認知されるようになってきているという。このため、今年も栽培面積が増加している。

その後、農林合同庁舎へ移動し、討論会を行った。テーマは新種苗導入についてであった。市場では、切り葉類についてはレザーファン、ルスカス等をはじめとして安価で良質の輸入物が多くなっており、大島のような小規模な産地としては、品目を多様化し、多様なニーズに応えていく必要がある。このため、会として新種苗の導入を積極的に行っていくことになった。手始めに、会員一人3品目程度、試験的に作付けし、その栽培状況をもって情報交換していくことになった。

現地検討の様子

 現地検討の様子

第36回牛祭りが開催される(青ヶ島)

 

青ヶ島で10日、毎年恒例の牛祭りが開催された。今年で10回目となる花き園芸品評会の部では、ロベ、キキョウラン他、アレンジメントも含め、切り葉を主体に60点の出品があった。昨年には非常に多かったキキョウランの萎れ(水上げ不良による)が、今年には全く見られず、葉先の切り方も改善されていた。

普及指導センターでは、青ヶ島へは未導入の切り葉類を参考出品として展示した。また、支庁産業課と合同で「青ヶ島の切り葉生産を支える施設整備と技術指導」と題したパネル展示を行った。

牛祭り品評会パネル展示

品評会の風景             パネル展示 

パッションフルーツ生産部会、八丈島視察研修を開催(三宅島)  

  

三宅島パッションフルーツ生産部会では、島外の先進地の栽培事例の情報収集を行うことを目的に、八丈島での視察研修を行った。八丈事業所では、パッションフルーツの試験課題の取り組みについて説明を受け、現地では普及指導センターの案内で生産者の圃場を視察した。また、圃場で生産者と栽培管理や販売への取り組みについても意見交換を行った。視察研修に参加した部会員からは「百聞は一見にしかずで実際に見て参考になった」「今後の売り方のアイディアになった」「三宅島でもパッションフルーツの加工品を作ることはできないか」との声が聞かれた。

 

八丈での品質検討

八丈のパッションの品質を検討