ユーカリの切枝出荷(大島)   

 14日に切葉研究会で今年5月に導入したユーカリ「銀世界」を出荷した。70㎝の5本束で出荷し、値段は40円前後である。導入から収穫までの期間が短く、値段もそれなりに取れると農家からの評価は上々である。普及指導センターでは新たな出荷品目として引き続き栽培支援を継続する。

ユーカリ

ユーカリの出荷の様子      

アメリカイモの収穫始まる(新島)   

  10月中旬より新島特産のアメリカイモの収穫が始まった。本年は曇りの日や雨が多く、不作が心配されたが、今のところ順調に収穫が進んでいる。品質は特に問題なく、適切な防除指導によりコガネムシの被害は1割以下に抑えられている。アメリカイモ収穫後の11月にはタマネギの定植が始まる。

アメリカイモ

収穫風景 

離島特別技術指導の実施(御蔵島)

 22~23日、御蔵島において離島特別技術指導を実施した。生産者、農協担当者に対し、昨年から目立っているサトイモの虫害対策や、登録農薬の適正使用について注意喚起するなど、病害虫防除指導を中心に行った。また、展示ほ調査として、村温室において数種の新品目導入を試みており、そのうちチンゲンサイが収穫可能となったため、収穫調査をあわせて行った。収穫物には病害虫被害がほとんどみられず、大きさ、品質ともに良好であった。島内自給野菜生産の拡大が期待される。

 

ルスカスの新芽発生の確認(八丈島)

 ルスカス栽培では、10月に新芽の発生に備えて、剪定作業(混みあった枝の間引き、傷んだ枝の除去等)や追肥、薬剤散布が行われている。今年の新芽の発生は例年に比べて、やや早く、生産者は管理作業に追われている。また、新芽展開期(10月~3月頃)にはカイガラムシの被害が問題になるので、発生圃場では薬剤散布と粒剤処理を指導している。ルスカスは生産量が増えている品目の一つなので、普及指導センターでは病害虫防除や施肥指導など安定生産に向けた支援を継続していく。 

ルスカス

ルスカスの新芽発生の様子