都内スーパー向け新島村産野菜出荷の動き(新島)

 現在、新島村では野菜類の島外出荷の動きが加速している。仲卸業者と都内スーパーから多種類の野菜出荷の要望が寄せられ、幾度もの検討の結果、都内スーパーで販売が始まった。4月に販売された品目は、アシタバ、アシタバ新芽(通称「みんご」)、アメリカイモ、ラッキョウ、ラッキョウ塩漬、キヌサヤなどである。特に、ラッキョウ塩漬とアシタバの人気が高く、品薄状態が続いている。両品目とも途中から出荷量を増やしたものの需要が高く供給が追いついていない。生産者は予想以上の売れ行きに驚いている。
 今後、仲卸業者とスーパー担当者が新島に来島し生産者と意見交換を行う予定である。
ラッキョウ塩漬け アシタバ及びアシタバの新芽

     らっきょう塩漬け                    アシタバ及びアシタバの新芽 



夏野菜の作付はじまる(三宅島)

 4月に入り、島内の農家で生産された苗が商店等で販売され、苗を購入した農家での夏野菜の作付がはじまった。今年は、旧高濃度地区を含めて島内各地で広く農業が再開されている。夏野菜は、トマト、キュウリ、ナスが中心で、島内では重宝されるスイカ等も栽培されている。生産物は、その多くが島内の商店等で販売されたり、贈答用に利用される。



パッションフルーツの授粉作業始まる(三宅島)

 3月下旬から、パッションフルーツの授粉作業が始まっている。授粉作業の有無が果実の着果数、肥大に影響することから、生産者は丁寧な授粉作業を行っている。三宅島では昨年からパッションフルーツ生産部会が発足しており、今年度から贈答用の出荷箱を統一し、「三宅島のパッションフルーツ」をさらに売り出していく。