2013年12月
定年者等農業講習会を開催(大島)
13日と20日の2日間にわたって今年度第3回目の定年者等農業講習会を行った。今回は、落葉果樹の剪定について講習を行った。
13日は南部の参加者の圃場にあるキウイフルーツを題材にして勉強した。まず普及指導員が剪定の基本や道具の使い方などについて説明し、剪定の実演を行った。その後、参加者も実際にはさみを入れて実習した。20日には北部の参加者の圃場にあるウメ、カキを使って講習をした。参加者からは、「樹種ごとの性質を踏まえた剪定の仕方を学べてよかった」「うちには植えるだけ植えてあとはほったらかしの果樹があるが、全く実がならない。少しずついい樹形を作っていって、いい実をならせ、直売所に出荷してみたい」などの感想が寄せられた。
梅の剪定講習会
キヌサヤエンドウの収穫が本格化(三宅島)
12月に入り、三宅島の冬の産物のひとつであるキヌサヤエンドウの収穫・販売が本格的となった。今年は9月半ばあたりに播種、11月半ば過ぎから収穫が始まり、島内の商店などで販売されている。全般にアザミウマなどの虫害の発生がみられたが、適期防除に努めたこともあり、昨年に比べて収量は多くなっている。年内は歳暮などの需要のため島民からの要望が多く、主に島内向け出荷を行っている。
冬の風物詩キヌサヤエンドウ
菊池レモンの出荷始まる(八丈島)
レモン部会は13日の役員会で出荷前の最終目合わせを行った。果実を試食しながら皮の苦味と着色程度の関係を調べ、出荷予定者5軒の内3軒では直ちに出荷可能な状態と判断した。これを受けて、島内スーパーでは17日から販売が始まった。
今年が初出荷となる生産者もいるため、普及指導センターは共撰場や現地での指導(収穫可能果の見極め、等級区分、果実の調整方法、箱詰め方法等)を随時行った。また、販売促進のため、料理レシピ、販売開始案内状、出荷箱シール、果実添付シール等の作成支援も行った。
菊地レモン出荷風景