友好都市で特産パッションのPR(三宅島)

  三宅島産パッションフルーツの島外出荷先として昨年度からJA東京むさし小金井経済センターでの常設販売を行っているが、2日に開催された「感謝祭」にあわせて、三宅島からも生産組合が出展した。

 この日は、屋外のテントで、お客様一人ひとりに声をかけ、試食を提供した。日頃、商品が店頭に並んでいるとはいえ、小金井でのパッションフルーツの知名度はまだまだ低く、更なるPR活動の必要性を感じる機会となった。               

写真 小金井

  小金井で消費者一人ひとりにPR

  

油糧椿栽培の再生に向けて(利島)

    油糧椿栽培が基幹作物となっている利島では、平成25年度からエダシャク類の大発生が島の東部に起こり、椿油の予定販売量の確保が厳しい状況となっている。農薬による防除では、BT剤の農薬散布効果が高く、26年~28年の利島村による防除事業で被害の拡大を抑えてきた。しかし、葉すべてが食害された樹では枝先端が枯れ込み、生産量を回復するまでに4~5年を要する樹も少なくない。JA島しょ利島店では、回復を加速化させるため農家から被害園を借り受け、ツバキ搾油かす堆肥の投入や樹高の切下げ、間伐等の肥培管理作業を試みることで園の再生を図っている。

    

写真 椿

  椿樹高の縮伐方法の試み

 

 八丈島農業改良普及事業協議会の総会を開催(八丈島)

  5日、八丈島農業改良普及事業協議会の総会が、会長である東京島しょ農業協同組合代表理事組合長の他、役員・委員全員が出席のもと開催された。議事ではすべての議案が承認されたが、28年度の事業では被害が拡大しているカイガラムシの防除対策の検討や、JA女性部・八丈島農業振興青年研究会などの担い手組織の活動支援を中心に行うことになっている。また、総会終了後の情報交換の時間では、JA女性部加工部会が作成した弁当が提供された。島唐辛子を味付けに使った島内野菜の煮物や、塩レモンを下味に使った唐揚などがメニューに盛り込まれており、弁当を食べた出席者からは、味や素材の良さはもちろん、見た目である彩りについても評価の声があがっていた

 

写真 弁当

  JA女性部加工部会が作成した弁当