施設化推進による生産量が拡大(三宅島)

 三宅島では、これまで二酸化硫黄濃度高かったため火山ガスの高濃度地区となっていたが旧阿古高濃度地区が平成21年4月に解除され、営農が再開できるようになった。このことから、この1年間、阿古地区を中心に施設化が行われるなど農業生産の基盤が整備されてきた。切葉では、コルディリーネ、キキョウランなど、果樹では、パッションフルーツ、野菜ではキヌサヤなどの生産が開始された。普及指導センターでは土壌診断や栽培の支援を実施している。
 また、坪田地区では、農業用水の供用が開始されることになったため施設の有効利用が期待される。

切葉栽培ハウス外観 パッションフルーツの栽培

      切葉栽培ハウス外観       パッションフルーツの栽培

 

公設市場出荷組合が「八丈島青果物・出荷規格」を作成(八丈島)

 JA東京島しょ八丈島支店・公設市場出荷組合では、八丈島オリジナルの「八丈島青果物・出荷規格」が、この程ようやく完成した。作成にあたっては、組合員のみならず買参人にも意見を聞き、平成20年2月から今年の4月までの7回にわたり協議・調整を行ってきた。この規格表は、61品目におよぶものであり、来月の総会時に承認された後、6月2日から運用される。生産者間で今までバラバラに出荷されてきた野菜類は、今後統一されることになり、155名の組合員はもとよりセリ台や買参人には、今後大いに役立つものと期待されている。