サヤエンドウの生育がすすむ(大島)   

 今季11月、12月と気温が高めに推移し、サヤエンドウ(オオサヤ、キヌサヤとも)の生育が早く進み、11月、12月とも収量が例年以上となった。一方で病害虫、特にウラナミシジミによる被害が大きく、虫害被害が続いた。島内では年内の増収により株への負担が増している事から年明け以降のサヤエンドウの株の成り疲れや急な寒さによる凍害が懸念されている。

エンドウ

サヤエンドウの栽培状況      

黄化症の発生を確認(神津島)   

  近年問題となっているレザーファンの黄化症であるが、11月下旬頃から発生が報告されている。本年は梅雨明け以降も晴天の日は少なく、曇天や雨が多かった。黄化症の発生はこれまでとは異なった発生の仕方をしており、ほとんど発生していない農家から、ほぼ全面発生している農家もいる。水分管理以外にも原因があると思われるため、今後も調査を行っていく。

黄化症

黄化症発生の様子 

あしたば生産部会臨時総会が開催(三宅島)

 11日、三宅事業所においてあしたば生産部会臨時総会が開催された。本部会はJA東京島しょ三宅島店の下部組織であるが、同店は平成28年1月23日で廃店となるため、その後継組織である一般社団法人三宅島農業振興会の下部組織に移行することを受けての総会となった。議案は部会の名称変更から始まり、規約改正、アシタバ出荷規格、集出荷体制や検品など多くの項目に及んだが、いずれも部会員の賛同を得て、議案通りに承認された。 

八丈フルーツレモンの出荷が始まる(八丈島)

 レモン部会では21日、「八丈フルーツレモン」の熟度と食味の確認を行い、今年度の出荷予定者6名に対して、出荷可能な状態と判断し、翌22日から出荷を開始した。普及指導センターでは、今年度初めて出荷する部員4名に対し、各栽培ほ場において規格や収穫適期の指導を実施した。また、今年度から新しい取り組みとして、果実に全く汚れや傷が無いもので、重さが250g以上のものを規格の最上位品質となる特選とし、これらの販売についてはJA女性部が受託し、「八丈フルーツレモン」の加工品であるジャム等とセットにし、主に贈答用として販売を試みることになっている。なお、今年度の出荷量は、昨年並みの4tを見込んでおり、収穫、販売は3月頃まで実施する予定である。

箱詰めJA女性部

    箱詰を行うJA職員        特選品の出荷を検討する女性部員