JA鉢物部会で新種苗および仕立て方の検討会を開催(八丈島)

 昨年からの不景気によって安値安定が続いている観葉鉢物は、今月も異常安値が続いている。コンテナ出荷しても大部分の鉢物が叩かれ、収益性がないことから、生産者の大多数はやる気をなくしている。
 そのようなことから普及指導センターでは、落ち込んでいる生産者を励ますことと、今後の販売戦略を練り直す意味から「新種苗および仕立て方の検討会」を2日に開催した。新種苗については78種、仕立て方の検討会には7種を用い、持参した生産者と普及指導センターが85種類についての説明を行った。新種苗に関しては生産者の目にとまった耐寒性のある有望種が20種類ほどあり、今後、増殖して配付する予定である。また、仕立て方に関しても各人が技術を公開する形で説明したが、要望が多かったことから再度、検討会を開催することになった。

熱心に説明を聞く鉢物部会員 

写真1 熱心に説明を聞く鉢物部会員 

ジャステシアの栽培開始(八丈島)

 普及指導センターが導入を推進したジャステシア(切り花)の栽培が農家で始まった。挿し木で増殖した苗は定植後、順調に生育している。早いものは既に花を付け始め、Sサイズでの出荷が可能である。今後、八丈島切り葉・切り花共撰共販出荷組合を通じて、関東の市場を中心に出荷予定である。

パイプハウスに定植

          写真2 パイプハウスに定植    ジャステシアの花