駐日ラオス全権大使が来所(八丈島)

 24日には、八丈町商工会会長および写真家の川口氏の案内のもと、シートン・チッニョーティン駐日ラオス全権大使が普及指導センターを訪れ、ロベや各種園芸植物について聞き取り調査を行った。事前に準備しておいたロベや園芸植物の資料を提示しながら具体的に説明したが、かなり興味があったようで予定の20分を遙かにオーバーして30分以上意見交換した。
 特に、ラオスは八丈島特産のフェニックス・ロベレニーの原産地であるが、ラオスを何度も訪れている川口氏も把握してないことから、ロベの自生地を紹介して欲しいなど、ロベについて8項目、その他植物に関する質問10項目を大使に調査依頼した。八丈町商工会ではラオスの植物視察ツアーを検討しているが、大使からの回答を待って企画するようである。

ラオス大使

写真1 商工会館で行われたラオス大使(左)の講演会

切り葉組合が現地検討会を開催(青ヶ島)

 16日、青ヶ島切り葉生産出荷組合では、毎年恒例になりつつある現地検討会を開催した。青ヶ島では栽培施設の新設が続いていることから、今回の視察対象は16箇所、30圃場にも及んだ。
 参加者は、高単価で出荷できる作物の見極めや、季節ごとの単価の変動など、積極的に検討を行い、かなり刺激を受けた様子だった。
 なお、東京の新聞記者がたまたま青ヶ島の取材に来ており、切り葉PRのために今回の現地検討会に同行させた。民宿の話によると、この記者に限らず、日本テレビの番組(ザ!鉄腕!DASH!!)で青ヶ島が紹介されて以降、来島希望の問い合わせがひっきりなしとのことである。

キキョウラン

写真2 キキョウランの生育状況を確認

小笠原村農業基本構想13年ぶりに改定<認定農業者の認定に向けて>(小笠原)

 小笠原村の農業基本構想は平成8年に策定されたが、13年ぶりに改定されることになった。
 村では本構想に沿った経営を目指し、経営改善計画を作成した農業者を認定農業者として認定し、意欲ある農業者を育成・支援することにより、村の農業の活性化を図ることにしている。また、基本構想の改定にあたっては、農業者の経営状況や今後の方針等を反映させる必要があるため、全農業者にむけて経営意向調査を実施するための説明会を母島、父島の両島で開催した。