定年者等農業講習会を開催(大島)    

 13日、定年等農業講習会が開催された。今回のテーマはネコブセンチュウ対策と秋冬産キャベツの栽培である。前半は普及指導員よりネコブセンチュウの特性とその対策を講習したのち、圃場にて土壌消毒の機械を使って実習を行った。後半は秋冬産キャベツの栽培について普及指導員が講習した。参加者からは土壌消毒の安全な定年者等農業講習会の様子実施方法やネコブセンチュウの生態、キャベツの生理障害についての質問が相次いだ。 

講習会の様子

 

アメリカイモの特性把握のための比較栽培を開始(新島)

 アメリカイモは明治時代に新島で栽培が始まったとされており、100年以上もの間、栽培され続けている。苗の採取は農家や個人で行われており、苗を採る種芋の選別は特に行われていない。そこで、葉の形状が明らかに異なる株から苗を採取・定植し、芋の収穫量や食味などに変化があるのかを確かめるため、比較栽培を開始した。定植後、活着した苗の状態も明らかに異なっており、今後も経過を随時確認していく。

 

パッションフルーツの奇形花が発生(三宅島)

  三宅島ではパッションフルーツの開花、結実が進んでいるが、昨年に多発した奇形花が今年も目立ち始めている。通常、開花すると3つに分かれた柱頭(めしべ)は雄ずい(おしべ)に接するくらいの位置まで垂れ下がり、この状態で授粉すると結実する。しかし、奇形花の場合、開花しても柱頭が直立したままであり(写真)、この状態で授粉しても結実しないため、収量に大きく影響する。気温や日照時間などの影響が一因として考えられるが、はっきりした原因は不明であり、引き続き調査していく。

 異常花

農協女性部の加工場稼働開始(八丈)

 JA東京島しょ八丈島女性部加工部会は5月1日より加工場を借り、菊池レモンジャムの製造を本格的に開始した。販売先としては、月1回の朝市が中心であるが、評判が良く少しずつ販路が広がっている。現在、空港や地元のお土産屋、スーパー等で販売されており、6月までに319個を販売した。ジャムを購入したお客さんからは非常に美味しいと好評である。今後、新たな加工品の開発に向けて取り組んでいく。

 

菊池レモンジャム