大島町新規就農者支援研修センター研修開始(大島)    

 大島町の新規就農研修センターの開所式が3日に開催された。今回、2名の島外出身者を研修生として迎え、5日からほ場研修を開始した。今後、新規就農研修センターでは、ほ場研修をブバルディア部会が、基礎研修を町役場や普及指導センターが中心となり行っていく。関係者で試行錯誤しながらも研修センターを核として、ブバルディア栽培を中心とした農家の育成を目指していく。

普及指導センターによる研修

普及指導センターによる講習

パッションフルーツせんべいの試作(神津島)   

 パッションフルーツの特産化を進める上で、加工品の一つとして新島で牛乳せんべいを製造している「池村製菓」でパッションフルーツせんべいの試作を行った。原料は冬果とパッションジャムを使用した。また、種あり(写真下段左と真ん中)と種なしの2種類を製造し、パッションフルーツ部会で試食を行った。その結果、種ありの方がパッションフルーツの風味が残り、種の食感は全く無く、通常のせんべいと同様に美味しく食べられた。関係機関(JA、役場、商工会、観光協会)にも配布し、意見をもらったが、種ありの方が評価は高かった。今後は商品化に向け支援していく予定である。
パッションせんべい

パッションフルーツせんべい試作品 

斑入りナルコユリ出荷間際(三宅島) 

  三宅島における補完作目の候補として、花卉農家1戸が斑入りナルコユリの苗を導入し栽培している。これまで火山ガスの影響もほとんどなく生育はほぼ順調で、草丈50~60㎝ほどとなり、来月に出荷を予定している。

ナルコユリ

出荷間際となった斑入りナルコユリ  

 

八丈島農業振興青年研究会が総会を開催(八丈島) 

  八丈島農業振興青年研究会の総会が10日に開催された。本年は役員の改選があり、新会長には伊勢崎善雄氏が就任した。また、平成27年度の事業計画において、毎年実施している自主研究活動では「八丈フルーツレモンの根域制限栽培」に取り組むこと、島内視察では青ヶ島における切り葉、切り花等の栽培状況を視察することが決定した。普及指導センターでは利用資材に関する情報提供や見学する生産者の選定など、どちらの事業も積極的に支援することを確認した。