新島産野菜の出荷の動き(新島)

①アシタバ

 JA東京島しょ新島店アシタバ部会は、3月中旬から都内スーパーへの出荷を開始した。出荷直後から販売先のスーパーでは、店頭に並ぶとすぐに売り切れ品薄状態が続いたため、出荷量を倍に増やして対応した。今後も、販売状況を見ながら販売店舗数と出荷量の拡大に向けて検討を続けていくことになっている。

②アシタバの新芽

 アシタバの出荷とともに、新たな商品としてアシタバ新芽の販売を検討している。アシタバ新芽は新島村内では「みんご」と呼ばれ、食味が良く通常市場出荷しているアシタバよりも好まれているが、保存が難しいため市場出荷の機会がなかった。一方、現在始まっている新たなルートでの出荷では、流通に要する時間が短くできることから新芽出荷の検討が始まり、4月から本格的に出荷を実施することになった。

③ラッキョウ塩漬け

 新島村の土壌は砂質でラッキョウ栽培に適しており、昔から村民に馴染み深い野菜のひとつである。4月に本格的に出荷を行うことになったことから、詰め方、パッケージなどの検討に取りかかっている。

 ラッキョウの塩漬け

ラッキョウの塩漬け 

 

アシタバ生パスタの検討(新島)

 JA東京島しょアシタバ部会では、アシタバを使った生パスタを村内老人ホームなどに販売しているが、品質の向上を図るため、都立食品技術センターが開発した酵素を用いたアシタバのペースト化技術を導入することになった。試作の結果、従来の生パスタと比べ、発色が良好で、鮮やかな状態が保持されることから、この技術で生パスタを製造販売していくことになった。

アシタバ生パスタ 左:従来品、右試作品

アシタバ生パスタ 左:従来品、右試作品