アジサイの出荷(大島)  

  5月に入り、アジサイの出荷が徐々に増加している。島内農家が水揚げの技術を確立したこともあり、アジサイの出荷者が少しずつ増えている。アジサイ市場ではここ数年、大ぶりのものより小ぶりの花が好まれている。また、島しょからの出荷の場合、かさ張るものは好まれないこともあり、花を大きくしすぎないアジサイの栽培管理技術が求められる。

写真 玉ねぎ

  アジサイ出荷の様子

  

八丈フルールレモンジャムを使ったロールケーキの販売(八丈島)

  JA女性部加工部会は八丈フルーツレモンジャムを大手洋菓子メーカー(株式会社 コロンバン)に出荷し、八丈フルーツレモンを使用したロールケーキの販売が開始された。ロールケーキは数量・期間限定で、羽田空港において5月7日から6月14日まで販売された。八丈フルーツレモンジャムは一般消費者への販売に加えて、メーカーへの一次加工品としての出荷も期待されている。  

写真 ケーキ

八丈フルーツレモンを使用したロールケーキ

 

 アメリカイモの定植が始まる(新島)

   5月中旬より、アメリカイモの定植が始まった。新島で昔から栽培されてきたアメリカイモは、食味が良くて、砂質土壌でも生育する品目として重宝されてきた特産品である。普及センターでは、アメリカイモの品種特性を解明するための取組を継続して行ってきており、今年度は栽培日数による収量と品質への影響ついて検討する予定である。

写真 イモ

 

火山ガスの発生が収まり、レザーファンを再開(三宅島) 

  三宅島では2000年の全島避難以来となるレザーファン出荷が再開した。レザーファンは火山ガスの影響を受けやすく、すぐに変色してしまうことから、三宅島では特産のレザーファンの生産ができない状態が続いていた。しかし、近年火山ガスの発生が収まりつつあることから、1戸の農家が昨年から定植等の準備を進め、ようやく今月の下旬に初出荷となった。他にも2戸の農家がレザーファン生産を希望しており、今後の発展が見込まれる。

写真 レザーファン

 

期待をあつめるレザーファンの再開