離島特別技術指導の実施(利島)    

 利島の離島特別技術指導を19日に実施した。初めにBT剤散布後のツバキのエダシャク類食害被害の状況を確認した。地形の影響でBT剤が散布できなかった場所に関してはエダシャク類の食害が進んでいた。一方でBT剤がしっかり散布できた所ではエダシャク類の食害被害が減っており、散布の効果が確認できた。また地元産の農産物の販売を増やすことを目的とした展示ほの設置に関する打合せと圃場確認を行った。

エダシャク

エダシャクの食害  

アメリカイモの定植終了(新島)   

 5月末から定植が進んでいたアメリカイモの定植が6月末で全て終了した。今年の販売農家の作付面積は105aとなっており、昨年よりも3割ほど少なくなっている。また、本年は梅雨入り後の雨が適度に降ったため活着率は高かった。大島事業所および新島分室の試験用のほ場も整い、今後は秋の収穫まで栽培状況を適宜観察していく。

 

認定農業者への認定書授与式を開催(三宅島)    

 1日、村役場において、認定農業者への認定書授与式が行われた。今年は7名が更新、7名が新規に認定を受け、来年更新予定の1名と合わせて、三宅島での認定農業者は全部で15名となった。このうち2経営体については家族経営協定を結んでいる。認定農業者の主な作目は三宅島の基幹作目であるアシタバ、切り葉、パッションフルーツ、などが中心であるが、ドラゴンフルーツ、アボカドなど斬新な作目もみられる。

    

菊池レモンの挿し木講習会を開催(八丈島)    

 4日、普及指導センターは園芸振興係とともに、菊池レモンの挿木講習会を開催した。これは、レモンの増産体制を図るため、苗木育成や病気等で枯れてしまった苗の補植を行うことを目指すために行われた。当日はレモン部会員16名が参加し、挿し穂の調整や挿木後の管理方法などの講習を受けた後、園芸振興係が用意した枝から一人10本程度の挿木を行った。挿木苗は自分のほ場で管理することとし、来月には活着状況の確認を行い、挿木後の管理の良し悪しについて検討することにしている。

挿し木講習会

挿し木の作業を行うレモン部会員