定年者等農業講習会を開催(大島)  

   16日、第8回定年者等農業講習会が病害虫防除をテーマに開催された。初めに普及指導員と参加者で農林合同庁舎内の圃場を発生している病害虫を探し確認しながら見学を行った。その後、普及指導員より東京都病害虫防除指針の読み方、大島の特産農作物の登録農薬について講習し、最後に普及指導員と参加者で防除指針の内容や農薬散布の際に注意す圃場での病害虫調査るポイントについて意見交換を行った。

 写真1 圃場での病害虫指導 

株式会社「NIIJIMA FARMERS」設立(新島)  

 新島の土建業者が農業事業部門を立ち上げ、株式会社化した。昨年より相談を受けていたが、このたび5月1日付をもって、正式に設立された。現在は会社役員が所有する荒廃農地を復旧している段階であり、今年度は普及指導センターや中小企業診断士などと連携しつつ、5~10年後を見据えた事業計画を作成する予定である。年度内には認定農業者になることを目指している。

 

 パッションフルーツ生産部会通常総会を開催(三宅島)

 16日、パッションフルーツ生産部会の通常総会が三宅事業所で開催された。平成26年度も船客待合所での販売や夏のイベントでの出店などの予算を盛り込んだ事業計画案並びに収支予算案が、平成25年度事業報告、収支決算とともに全部会員の賛成で承認された。また今年度は役員改選も行われ、現在の部会長が再任し、引き続き部会を牽引していくことが決まった。その後は、出席者全員で各部会員の圃場を巡回し、パッションフルーツの生育・着果状況などを確認した。早いところでは5月下旬~6月にかけて収穫が始まる。 

写真2 部会員の圃場巡回

ハスオビエダシャクとマイマイガの大発生(八丈島)  

 毎年、坂上地域(樫立、中之郷)では、5月中旬頃から、「ハスオビエダシャク」の幼虫が大量に発生している。一方、坂下全域(大賀郷、三根)では、「マイマイガ」の幼虫が大発生しており、ロベに深刻な被害を与えている。特に、マイマイガはここ数年、発生が少なかったので、普及指導センターへの問い合わせが相次いだ。普及指導センターでは、広報誌や定例会等を通して、これら害虫の生態や登録農薬について情報提供し、部会員に対策を呼び掛けている。

 

写真3 ロベを食害するマイマイガ