ぶらっとサマーイベント（大島）

　7月5日(日)、大島町直売所「ぶらっとハウス」で恒例の「サマーイベント」が開催された。当日は、通常価格より1～2割引で販売する感謝セールが行われたほか、消費者交流会として、アイスクリーム券などの景品が当たるミニゲーム、草バッタ教室、ツバキの折り紙教室などを開催した。今年もぶらっとハウス利用者には、生産者の厚意による野菜や花など無償配布され大好評だった。なお、当日午後は悪天候となりイベントは昼過ぎに終了となったが、多くの人出でにぎわい昨年並みの売り上げとなった。普及センターでは、支庁産業課と共同で利用者に対する意識アンケート調査を実施した。ここ数年、ぶらっとハウスの売り上げは伸び悩んでおり、今後アンケート調査を分析し直売所の運営を支援していく。

サマーイベントの様子

青ヶ島でフラダンス公演（青ヶ島）

　7月15日、青ヶ島村教育委員会では、普及指導センターの仲介により、八丈島のフラダンス・チーム「コウ・リマ・ナニ・エ」の8名を招きフラダンス公演を行った。
公演会に先立ち、一行は当日の舞台用と、翌日のレイ作り講習会に使用する「レイ・プランツ」を栽培している青ヶ島切り葉生産出荷組合員の各圃場を視察しながら、数多くのレイ・プランツを採取した。

「コウ、リマ、ナニ、エ」

公演会当日は、会場となった青ヶ島小中学校体育館に青ヶ島村民70名が集い、4曲のフラダンスを堪能し、初めて見る本格的な踊りに見入っていた。また、来場した大部分の村民が直接フラダンスを教えてもらい大盛況のうちに閉幕した。公演会終了後、フラ・チームと青ヶ島切り葉生産出荷組合の意見交換会が持たれ、青ヶ島のレイ・プランツ普及に向け全国に発信していくことを相互に確認し合うなどの方向性が見いだされ、大変有意義な会となった。

フラダンスを習う子供や村民

新規導入切葉（モンステラ、キキョウラン等）順調に生育（三宅島）

　三宅村作目等選定導入検討委員会で新たな切葉作目として導入している、モンステラ、キキョウラン、カラテアなどが順調に生育し、定期的な出荷が徐々に始まっている。しかし1品目の生産量がまだ少なく規格が揃わず、選別が十分でないため、単価は高値でも20円程度である。今後、生産量が増加した後には、規格による選別を指導し、安定的な出荷を図っていくことで単価の向上を目指す。

　　　　モンステラ　　　　　　　　　　　　カラテア　リゼイ

パッション・フルーツの収穫が最盛期を迎える（八丈島）

　八丈島の夏を代表する熱帯果樹のパッション・フルーツが7月の暑さを迎え、収穫最盛期を迎えた。この、パッション栽培は、普及指導センターが平成15年から、パイプハウスにおける平棚栽培に取り組んだもので、17年以降、サンダーソニアの裏作として着目、鉄骨ハウスで本格的に普及させた。18年度からは講習会、現地検討会などを積極的に行い、鉄骨ハウス、ストロングハウス、パイプハウスなどの施設で栽培が増加、今では、昔のような「パッション・フルーツの島」として蘇った。今後、更なる生産拡大が予測され、販路拡大を進めていくことになる。