千両の実の色付き順調(大島) 

   

11月に入り、千両の実の色付きが順調に推移している。大島の千両栽培では毎年、収穫が始まる12月1日ごろから逆算して40日前の10月20日ごろまでに、木の曲がりを矯正するための紐つり作業を終える。その後、芽かきの作業を行いながら、実の色付きを待つ。今年はおおむね実付きが良く、作柄は良好である。28日には市場関係者が作柄と出荷予定数量を把握するために大島を訪れた。市場関係者も今年の出来を高く評価していた。

 10月の災害では、神達地区の生産者の千両圃場が大きな被害を受けた。一方で、新たに千両を栽培にチャレンジしてみたいという若手生産者が出てきている。ベテラン生産者からは、研究会のような組織をつくり、技術の継承、情報交換の場をつくれないか、との声が上がっている。

 

センリョウの栽培風景

  野菜育苗について講義

 

一般切り葉出荷組合が島内視察(八丈島)

 

一般切り葉出荷組合は28日に島内視察を実施し、組合員12名が参加した。今回は、2年前に新種苗として導入した斑入りミニモンステラの生育状況、キキョウランの栽培、担い手研修センターに新しく建設されたハウスの仕様の変更点等を実際に見て回った。キキョウランの栽培は島内でも増えており、年間の一株あたりの収穫回数や単価などの説明に対し、興味を示す農家もいた。また、試験場で増やしている新種苗のパラパライ、ラウアエ、フィロデンドロンの生育状況を確認した。

普及指導センターでは今後、栽培希望者を募り栽培指導を行う予定である。

島内視察

 

 島内の農家を視察