センリョウ研究会の開催(大島)

  10日、現地圃場にて第1回センリョウ研究会が開催された。センリョウ研究会は大島町で現在センリョウを栽培しているか、今後栽培を希望する農家で構成される会である。今回の参加者は8名で、今後も定期的に情報交換や勉強会を開催し、互いの栽培技術を高め市場の動向をつかんで生産をすることを確認した。普及センターも活動に加わり研究会と情報を共有し、将来的には施設整備も視野に入れて会の活動を支援していく。 

  

写真1 施設を見学する会員  

  アシタバペーストの試作品完成(新島)

 アシタバペーストを使用したアイスクリームを夏季に販売しようと、都内の業者へ製造委託し、試作品を作った。以前よりも濃度を濃くし、ペーストにする際の「粗さ」による違いを見た。2種類の試作品のうち、試食の際に全員の意見が一致し、一方を選んだ。見た目も良く、アシタバの風味がしっかりと残るアイスとなっており、販売先やラベルの作成など、7月の観光シーズンに向けて急ピッチで作業を進めている。

 

写真2 試作品の様子

 アシタバ講習会を実施(三宅島)

 16日、伊豆、神着地区のアシタバ生産者を対象とした栽培講習会を実施した。講習会には生産者7名が参加した。参加者の一人は新規栽培者であるため、種の採取の仕方から播種、施肥管理、圃場管理、出荷調整の仕方など順を追って説明した。また、事業所で実施してきたアシタバの施肥管理技術についても情報提供を行った。追肥時の窒素施用量が多くなるほどアシタバ収量が増加する、生産者からは必ずしも収穫量を増やすことだけにとらわれず、労力軽減にも留意していきたいとの声があった。

 

写真3 アシタバ講習会の様子

 農協アシタバ加工場の稼働再開(八丈島)  

 農協が操業を停止していたアシタバ工場の稼動を4月から再開した。1日に出荷規格の説明会が開催され、アシタバ部会員20名が出席した。この説明会に参加することが出荷のための条件となっており、品質への強いこだわりが感じられた。10日に試運転し、17日に本格稼動を再開した。17日には約1.3tのアシタバが出荷され、約150kgの茶葉を生産した。加工場は当面のところ、週1回、木曜日の運転を予定している。

写真4 アシタバ加工場内の様子