キョンによる農作物被害が拡大(大島)    

 今年度に入ってからキョンによる農作物被害が拡大している。キョンは島内のアシタバ、キキョウランその他様々な農作物を食害する。7月に入ってからは特に、旭ハランの新芽の食害被害が増えている。新芽被害は次年度の出荷量に大きく影響する。普及センターと支庁、関係各機関と防除網の設置等対策を呼び掛けているが、被害が拡大しているため対策が追い付いていない。農家や関係機関からは本格的なキョン対策の実施を求められている。

 

アシタバアイスの販売開始(新島)

 アシタバペーストを混ぜ込んだ、「新島のアシタバアイス」の販売が20日から始まった。ペーストを適量混ぜることで、見た目も良く、アシタバの風味も感じる仕上がりとなった。 現在は島内3か所で販売されており、売価は300円である。

地産地消部会が発足(三宅島)

 25日、島内生産者による新たな組織「三宅島地産地消部会」が発足した。この部会は、島内で計画的に生産された農産物を地元で消費者に販売することで地産地消を推進し、島内農業を活性化することを目的としている。発足時点で21名の生産者が加入しており、各生産者の作目は果菜類・根菜類などのほか、パッションフルーツ・アシタバなど様々である。阿古地区にある、いきいきお魚センター並びに神着地区にある農協での2カ所での販売が予定されており、その時々の収穫物が販売される。8月1日から販売開始となる。

 

学校給食の献立検討会(八丈島)

 教育庁八丈出張所は、栄養士(八丈町給食センターと八丈高校)を対象とした献立検討会を実施(31日)し、農協女性部の役員が講師を務めた。地域の食材を学校給食に取り入れていくための試みで、昨年12月に続き2回目の開催である。今回の食材は塩レモン(菊池レモン)、八丈オクラ(ネリ)、ショウガ、ニンニク、カボチャ、ピーマン、ナス、キュウリ地場食材を用いた給食の献立等で、「塩レモンささみの混ぜごはん」、「塩レモンドレッシング」、「ネリ入りちくわの磯部揚げ」「トビウオの南蛮漬け」など5品が作られた。学校給食用の献立開発ではあったが、飲食店メニューとしても活用可能であり、地場産野菜と菊池レモンの利用用途を広げる上で有意義であった。