第40回牛まつり開催 (青ヶ島)

 青ヶ島では10日、第40回の牛まつりが開催され、普及指導センターでは今年で14回目となる花卉園芸品評会の審査員を務めた。品評会にはロべ、キキョウランを中心とした切葉類が37点、アレンジが10点の計47点が出品された。審査では、葉幅が広くボリューム感があり、葉色の緑と白のコントラストが優れ、葉先の調整が丁寧に行われていたキキョウランを特別賞1席(東京都島しょ農林水産総合センター所長賞)に選出した。

 キキョウラン

特別賞1席のキキョウラン  

新商品「アシタバフィナンシェ」(新島)

 8月になり観光客が増えてきたタイミングで、アシタバ農家が「アシタバフィナンシェ」の販売を開始した。アシタバペーストを練り込んだ新たな商品であり、緑の色鮮やかさがお客さんの注目を浴びていた。また、本格的な洋菓子が少ない島ということもあり、島民からの需要も大きく、売れ行きも好調。

 これは、普及センターからの助言により考案された商品であり、「スコーン」に続くアシタバペーストを用いた新島独自のお土産物としての成長が期待される。

     

あしたばフィナンシュ

  島内スーパーでの販売の様子

 

ドラゴンフルーツの収穫開始(三宅島)

 三宅島では2戸の農家が数年前からドラゴンフルーツの本格的な栽培に取り組んでいるが、今年も8月下旬から収穫が始まった。従来のホワイト、レッドに加え、本年はイエロー種を試験的に導入するなど、新しい動きもみられる。まだ積極的に島外出荷するほどの生産量はないが、珍しい果実として、島民の注目度が上がっている。注文すれば島外発送も可能で、収穫期は10月頃まで続く

ドラゴンフルーツ

  収穫したてのドラゴンフルーツ

 

八丈フルーツレモンの果実肥大が順調に進む(八丈島)

    施設栽培の八丈フルーツレモンは、縦径が8㎝程度になっており、順調に果実の肥大が進んでいる。

ただ、高温と乾燥の影響からダニ類、カイガラムシ類、コナジラミ類が多発しているほ場が散見されており、葉や果実にすす病の発生も確認されている。そのため、このままでは収穫期の果実品質の低下が懸念されることから、普及指導センターでは防除の徹底を呼びかけている。

八丈フルーツレモン

順調に肥大する八丈フルーツレモン