27回八丈島産業祭の開催(八丈島)

  第27回八丈島産業祭では農産物品評会が行われ、普及指導センター、JA指導担当、市場など農作物の流通に関わる職員により審査を実施した。品評会には、観葉鉢物59点、切葉切花46点、アシタバ10点、その他の果樹野菜54点の計169点が出品されたが、開催時期が例年の3月から変更されたこと、品評会直前に寒波の影響を受けたことがあり、昨年より44点少ない出品点数となった。審査の結果、島の代表作物であるフェニックス・ロベレニーの鉢物から、葉や葉柄にしなやかさがあり、独特の優しさが感じられる出品物が東京都知事賞に選出された。          

ロベ

  都知事賞に選出されたロベ鉢物

  

地産地消部会の販売品目が充実(三宅島)

   三宅島では農産物の島内流通活性化を目指し、地産地消部会が発足して3年になる。主に「農業振興会」および「お魚センター」の2店舗を中心に、地元産の野菜や果物が販売されている。

 特に、この時期は葉物類の出荷が充実しており、チンゲンサイ、コマツナ、ビタミンナ、ベンリナなどが販売されている。また、今年の普及指導センターによる新品種導入展示圃として取り組んだロメインレタスも収穫期を迎え、店頭に並んでいる。 

野菜

 ロイメンレタスの販売

 

「八丈フルーツレモン」の出荷・売行きが順調(八丈島)

   今月に入り「八丈島フルーツレモン」の収穫が最盛期を迎え、1月末の時点で昨年度の出荷量を超える3t以上の出荷があり、売れ行きも順調である。今年度はJAレモン部会の会員が出荷し、JAによる検品を受けた品物には、「八丈フルーツレモン」のロゴマークが印刷されたシールを張っており、他のレモンとの差別化を図るとともに品質の保証も実施している。「八丈フルーツレモン」の収穫は2月末頃まで続き、最終的な出荷量は4tを超える見込みである。

 レモン

                   島内スーパー店頭に並ぶ「八丈フルーツレモン」