伊豆大島切り葉研究会が現地検討会を開催(大島)

  

15日、伊豆大島切り葉研究会は、現地検討会と情報交換会を行った。今回は、コルディリーネ、キキョウラン等の生産者のほ場を視察した。大島のコルディリーネ生産者は数戸であるが、夏の遮光や潅水など気を配り、良品を生産している。参加者からは増殖方法などについて質問が飛び交った。情報交換会では、大島事業所から、11月上旬に行われた東京都農業祭の様子や、花卉仲卸の様子を報告した。

     

勉強会風景

現地検討会 

 通常、アシタバのほ場では、樹木を植栽することで遮光を行い、夏季の生育維持を図っている。しかし、樹木が小さいうちは十分な遮光ができないため、アシタバの生育が抑制され枯死もみられる。これまでに遮光ネットをアシタバ上部に展張して遮光を行ったことがあるが、強風時にはたたまなくてはならなく、作業が煩雑であった。そこで、樹木が育つまでの間の簡易な遮光方法として、アシタバの上部にキュウリネットを水平に展張し、ニガウリを繁茂させ遮光を行った。その結果、集計途中ではあるが、遮光を行った区画では無遮光よりも1.5倍以上の収穫量であった。今後、結果をさらに分析し、部会に周知を図り、来年度の夏季のアシタバ収量向上を目指していく。 

 遮光試験

遮光試験の状況

アシタバ栽培における夏季の簡易遮光(新島)