大島事業所トピックNo.346 大島におけるパッションフルーツの栽培について
パッションフルーツで暑い夏を爽やかに乗り切りましょう!
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パッションフルーツとは
パッションフルーツはトケイソウ科トケイソウ属の植物で、「時計」の様な形の花が咲いたあとに、品種によって紫や黄色の果実ができます。ブラジル南部の原産で、日本では沖縄県、鹿児島県、伊豆・小笠原諸島などが主産地です。近年では岐阜県、千葉県等で新たな産地ができています。
図1 パッションフルーツの花
大島における栽培
大島では、3年前から生産者グループが特産化を目指して栽培を開始し、当事業所も栽培技術や流通対策の面で支援しています。大島ではハウス栽培が行われており、夏に挿木、秋に苗を定植し、翌春に花が咲いた後、7~8月に果実を収穫。大島では甘味と酸味のバランスがよく、また冬の寒さに強い「台農1号」という品種が栽培されています。現在、島内の売店、直売所のほか、東京のスーパーやネット通販などで販売されています。
当事業所では、知名度アップのため、行灯型に仕立てたパッションフルーツの鉢を船客待合所に展示しました。
図2 挿し木の勉強会の様子
図3 船客待合所に展示したパッションフルーツ
パッションフルーツの食べ方
そのままでもおいしく食べられますが、室温で数日間置いておき、果実の表面にしわが入ると、酸が適度に抜けて食べごろとなります。
果実を包丁で半分に切り、中の黄色い部分をスプーンですくって種ごと食べます。
その他、中身をアイスクリームやヨーグルトにかけたり、焼酎にいれて香りを楽しむという方も。
また加工品として、ぶらっとハウスではパッションフルーツアイスが提供されています。
図4 (左)パッションフルーツの中身
(右)直売所のパッションフルーツアイス
